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ヨガと暮らしの学校🏫

 2023年の夏は、私の体がもう若くない、ということを教えてくれました。それまでは、大学時代にワンダーフォーゲル部で、北アルプスや南アルプスを10数日かけて縦走していた経験から、「身体のつらさは根性で乗り切れる」という信念が、まだどこかでくすぶっていて。でもあの夏、ちょっと出かけると暑さにやられ、頭痛で寝込み、数日治らない……を繰り返すうち、「今の私には、あの頃の10分の1の体力もない」という現実が分かりました。

 まだあと何十年と生きられるかもしれない身体なのに、このままではダメにしてしまう。もっと健康に生きよう、少しでも運動しよう。そう決意して購入した「リングフィット」は、数回使っただけでイヤになり、毎日走る!と家族に宣言しても、2日で力尽き……やる気が続かない。そんな2023年の秋、「ヨガと暮らしの学校」を、Instagramで見かけたのです。

 毎朝6時から1時間、オンラインでヨガをするための学校。ヨガを習慣にして、人とゆるく繋がり、健康に暮らそう、と呼びかけていました。実際にヨガをするのは30分で、残り30分は自由参加のクラブ活動。

クラブ活動は、「季節ごとの暮らし方」、「アーユルヴェーダ」、「アロマ」、「気功」、「インド哲学」「フラダンス」などなど……盛りだくさん。時間割を見てみると、ヨガの先生は7名ほどおられて、レッスンは日替わり。クラブ活動は、先生が担当されるものもあれば、生徒さんが得意を活かして担当されているものもあります。

 ヨガは7年前に教室に通って学んだり、自宅でも気に入ったポーズをやってみたり、自分なりに細々と続けていました。アーユルヴェーダも好きで、何冊か本を読んでいます。何より校長先生のAiちゃんとは面識があり、地に足のついた聡明な女性、という印象を持っていました。

Aiちゃんの作る輪ならきっと穏やかで、居心地いいはず♪ そう思って9月、ヨガと暮らしの学校へ入学🏫 しかし朝6時は、私の起床時間の1.5時間前。早起きして毎日登校するぞ、なんて張り切ったら、数週間で燃え尽きる、と分かっていたので、最初から「週1か2くらいのペースで」と始めました。

月額¥3,300だから、月に6回参加すれば1回あたり500円。最低でもそのくらいは参加しよう、と思って続けています。実際、6時がまだ真っ暗な2月、私の登校は3、4日でした(笑)。それでも、入学して良かったなぁと思うポイントは、3つあります。

 1つめ、身体に意識を向けるようになったこと。
仕事のこと、子供のこと、晩御飯のこと……忙しく動き回っていると、意識はずっと、自分の外側に向いています。そんな日々の中、たとえ週に1度か2度でも、早朝にヨガマットに座り、足裏に触れ、身体を伸ばし、痛みや心地よさに気付いてあげる時間を持つことで、「自分の身体や呼吸に意識を向ける回路」のようなものが、私の中に芽生えました。

おかげで、ちょっとストレッチをしてみたり、深く呼吸をしてみることが、毎日自然にできるようになって。この習慣が私の生活に今、大きな余裕をもたらしている気がします。
肩こりがなくなった!とか、筋肉がついてきた!とかいう劇的な変化はないけれど(登校日が少ないせい)、身体に意識を向けられる、というのは、健康の第一歩のように思います。実際、今年の夏は一度も寝込んでいない!!
月に1度の「ヘルスケア部」、「季節の養生部」の影響で、入浴時に汗をかく練習をしたり、冷たいものを食べ過ぎず【お腹のかまどの火を守る】を心がけているのも、きっと大きい。大切なことをたくさん学ばせて頂いています♪

 2つめ、健康に生きたい仲間と、ゆるく繋がれること。

「運動が続かない」理由は、いっしょに頑張る仲間がいないから、だったのかも。朝6時、寝起きノーメイクのパジャマ姿でパソコンを開けると、同じようにノーメイクでヨガをする仲間がいます。
なるべく健やかに、機嫌よく生きていたい、という想いの、穏やかな人々。生徒さんたちは、その日の感想などを先生に聞かれた時に(言いたくない人はミュート&画面オフでOK)お話する機会があるのですが、お話の内容や話し方に親しみを感じて、微笑みを交わすことはあっても、普段どこで何をしている人なのか、詳しいことは分かりません。「よい一日を」とお別れしたあと、みなさんがどんな一日を送るのかも。
でも、いつ気まぐれに参加しても見られるお顔があって、聴ける声があって。あ、今日もみんな元気そうや、と嬉しくなる。朝からほっこり、元気をもらえます。

3つめ、部活動が素敵

 「ヘルスケア部」、「季節の養生部」以外にも、素敵な部活はたくさんあります。自分一人ではたどり着けそうにない、ディープな世界が広がっていて。私のお気に入りは、「暮らしのアロマ部」と「言葉のヨガ部」です。
アロマ部は毎月、季節にぴったりのアロマの種類や効用を教えてくれて、そのオイルを届けて下さるんです! プラス600円ほどのオプションなのですが、自分が心地よく過ごすための香りを毎月届けてもらえることが、すごく豊かで、ありがたいことだなぁと感じます。
今月の香りは、ペパーミント! 爪のケアも兼ねて指先に塗り込むと、すっきり、爽やかな気持ちになれます。

 もう一つのお気に入り、「言葉のヨガ部」について。心や頭の中の言葉、文字にして書く言葉、話して伝える言葉。この三つを一致させて、ありのままの自分を見つめ、ありのままの自分で人と繋がる、を目指す部活です。部長はAiちゃん。以下、Aiちゃんが話してくれたことに、私の解釈を加えたものです。

 自分の内側にある言葉と、外に向けて発する言葉が一致しない……そんなこと、よくあるよなぁ。言葉のヨガ部の目指すことを聞いて、まず私はそう思いました。
自分を良く見せるため、その場の空気を乱さないため、傷つくのを避けるため。本音とは違う言葉が出てしまうこと、今でもよくあります。でも、その不一致が続いて、大きくなってしまうと、生きるのが苦しくなってくることも、私は経験から知っています。外側に向けた言葉の方が、本物のようになり、自分の内側の言葉に、気付きにくくなるんです。私の場合、その時におかれた環境に適応するため、不一致に気付いても敢えて無視を続けていましたが、ある日、心が壊れて、病気になりました。

 あれ以来、ギュッと無理しないと続けられないなら、その環境を捨て、自分を守ることにしています。自分にフタをしてまで守るべきものなんて、ない。私は何より、私を守らなければいけない、と気付いたから。だから「言葉のヨガ部」の目指すものがとても大切、ということ、実感を持って分かります。ありのままの自分で人と繋がる。その状態がいちばん心地よいと思います。

 部活ではいつもテーマがあって、それに関してでも、関係なくても、一人ずつお話します。難しいテーマはないし、寝ぼけタイムだし、学校内にゆるい雰囲気が流れているので、頭に浮かんだことを、そのままシレッと話しています。みなさんのお話も、個性そのまま、いろとりどり。聴くことも、話すことも、とても楽しい時間です。

 というわけで「ヨガと暮らしの学校」、私のお気に入り中心に、ご紹介しました。健康に生きたいな、ゆるく繋がる仲間がほしいな、趣味を広げてみたいな、というあなたに、お勧めです。いつでも入学できるそうですよ♪ 詳しくは下記ホームページを見てみてくださいね。

https://www.yogalifemusic.com/kurashi

※この文章はAiちゃんに許可を得て書いた、私個人の感想で、勝手な推し活です。とても良い💛と思っている場所なので、必要な方に届けばいいなという想いです。

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